テクニック講座

特別レポート:メンエス初心者女子が新宿のセラピストスクール「Brillerブリエ-」で施術・接客講習受けてみた

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特別レポート:メンエス初心者女子が新宿のセラピストスクール「Brillerブリエ-」で施術・接客講習受けてみた

今、流行や時世などから、メンズエステ業界に興味を持つ女の子の数は増えてきています。メンエスセラピストという職業が注目されるようになるほど、競争率は高まってきます。若い子、可愛い子、エステ施術経験者……ポテンシャルが高い子が所属店に入ってくるたびに、焦燥感を感じていませんか?

また、セラピストデビューしたばかりで不安を感じている子もたくさんいるはず。店舗の半日研修では施術の雰囲気が分からず、いざお客様の前に出ると緊張してしまう、時間を余らせてしまうなど、基本的なところでつまづいて、仕事が続かないという子もたくさんいます。

初心者さんでも、また職業に慣れてきた人でも、仕事に不安や課題を感じた時、改善策を考えることが必要です。でもメンエスという職業の特性上、誰かにマネジメントしてもらいづらいし、相談もしづらい……だからこそ「セラピストスクール」が必要なのです。

初心者でも経験者でもOK!新宿のメンエススクール「Brillerブリエ-」

新宿のメンエスセラピスト向けスクール「Brillerブリエ-」も、そんな悩み多き女子たちを救ってくれる場所のひとつです。元ナンバーワンセラピストとして活躍されたオーナー講師・日向かおり先生が経営するこのスクールでは、生徒さんのレベルに合わせた施術、接客の講習を受けることができます。

半日がかりの講習の中で接客の課題、技術面の課題をあぶり出し、課題にダイレクトにコミットする講習を受けることができます。「何が課題がわからないけど、なぜか仕事が不安、リピートが来ない」などふんわりとした悩みでも、多くの生徒を送り出してきた先生だからこそ、生徒さんそれぞれの悩みや課題、そして長所を見つけ、売上を伸ばすための講習をオーダーメイドしてくれるのです。

メンエス初心者が「初級コース」を体験・レビュー!

とはいえ、どんな講習が受けられるか気になるけど……と二の足を踏んでしまう人も多いはず。ということで、リフガイド女子部ライター・ミクニシオリが「Brillerブリエ-」のスクール講習に行ってまいりました。

1年以上トップセラピストインタビューを続けてきて、メンズエステには興味津々のミクニ。でも、見れば見るほど専門技術も盛りだくさんなメンエスに対して、どこかヒヨってしまっている自分もいるのでした。そんな時「トップセラピスト取材」で知ったメンエススクール・Brillerブリエ-。ここで講習を受ければ、私もメンエスで働く自信がつくかもしれない……!ということで、早速HPから初心者向けの半日講習「初級コース」を予約してみました。

①生徒の悩み、潜在的な課題をあぶりだす「カウンセリング座学」

初級コースは1日6時間。接客指導と、実技講習の2軸をコンサルティングしてもらい、オリジナル講習を受講できます。ブリエでの講習は「完全オーダメイド型」。定型で決まった授業を受けるのではなく、その人それぞれのお悩みや施術スキルに合わせた授業を受けることになります。ちなみに、今回のミクニの悩みは以下の感じ。

ミクニさん
ミクニさん

・マッサージは好きだけど、120分などロングコースでは手が疲れてしまいそう
・そけい部やマーメイドなど、メンエスならではの施術に自信がない
・お客さんの前でどんな自分でいればいいか分からない

まずは日向先生のカウンセリングのもと、その人が抱える課題をあぶり出していきます。「なぜかリピートがこない」「なぜかお客様といいコミュニケーションができない」など、自分でも課題の本質が理解できていないという人でも、どんな講習が必要なのか、どんなキャラ設定が必要なのか……日向先生と一緒に向き合っていくことになります。

まずはカウンセリングを通して、日向先生が生徒の悩みから必要な講習内容を組み立て、生徒さんは客観的な目線を取り入れながら、今の自分の課題がなんなのかを自覚していきます。

②接客課題をクリア・ブラッシュアップする「キャラクターコンサル」

課題が自覚できたら、施術講習の前に接客スタイルの確認をします。日向先生が大切にしているのは「その人のキャラクターに沿った接客スタイルの確立」なのだそう。日向先生と2人で、まずは現在の接客スタイルが自分に合ったものかどうかを振り返ります。

自分の「ウリ」となる部分を自覚し、それに合わせてキャラクターを作り込んでいくことで、ロングコースのマッサージでもお客様との会話に困らないようになるのだとか。ちなみに今回、1時間の対話を通して、日向先生はミクニの人間性に「母性」「落ち着いた包容力」という魅力を見出してくれました。長所を活かした接客を行うことで、自分自身無理なくお客様と接せられるようになります。その自然さが、お客様の心を掴みリピートにつなげることにもつながるのだそうです。

③キャラクターを活かす120分ぶんの「マッサージメニュー開発・実技講習」

自分の課題とキャラクター性が自覚できたら、実際に実技講習がスタートします。実技講習では、カウンセリングを通して見つけた自分の長所を上手く活かせる接客・施術スタイルを自分のカラダに叩き込んでいきます。

ここからは、日向さんの組んでくれる「120分コースが完結するマッサージメニュー」をひたすら実技体験していくことになります。マッサージに自信がなく、ロングコースだと時間を余らせてしまうという人でも、しっかりロングマッサージが対応できるように施術の幅を広げていきます。

ちなみに「包容力がウリ」のミクニに、日向先生が考えてくれたのはこんなマッサージメニュー。

スタンダードな背面施術

密着系のマーメイド施術のバリエーション

お客様に「触らせない」そけい部施術のバリエーション

包容感の出る頭部から行う仰向け施術

膝枕で行う耳つぼ・ヘッド系ヒーリングのバリエーション

その人の長所に合わせて、マッサージの順番や時間配分を作り込み、実際に講習を行っていきます。男性モデルに施術を行いながら、日向先生のアドバイスを受けていきます。

完全初心者のミクニは、まずはスタンダードな背面施術講習を通して「自分の身体が疲れすぎないマッサージの方法」から教えてもらいました。現場のセラピスト歴も長かった日向先生の指導のもと、まずは身体の使い方から作り直していきます。

自己流でしかなかったこれまでのマッサージと比べると、エステ歴の長い先生の正しい身体の使い方は、とても参考になりました。きちんと身体が使えるようになると、今までは疲れていた親指や手首の痛みを感じにくくなりました。まずはこれで「マッサージャー」としての土台に立ったような感覚です。

基本的な身体の使い方を教わった後は、キャラクターに合わせた施術バリエーションの講習です。ミクニの場合はウリを活かす「密着施術」。先生の実技を見学した後に、実際に自分も施術にトライしていきます。

  先生の指摘は的確で「どうしたら流れがスムーズか」「どうしたらお客様に触らせないようにできるか」「触らせなくても満足してもらえるのか」を満たす施術の流れを教わっていきます。モデルさんの実感も聞きながら練習ができるので、メンエス初心者のミクニでも納得感を得ながら、施術練習ができました。

初心者は特に、そけい部や密着施術に不安があるという人も多いと思います。しかし、先生いわく「施術者の不安はお客様にも伝わる」のだそう。モデルさんの実感を伺いながら、先生の熟練スキルを体感していくことができるので「興奮させてしまうかも」「どこまで触ればいいのだろう」という漠然とした不安はなくなりました。

一つひとつの施術を見学、体験したあとに、最後は流れを全部チェックしてもらい、このまま実際にお客様の前に行っても、教えてもらった流れが実践できるように何度も繰り返しメニュー実技を行いました。

④先生からのフィードバック、内省

実技講習が一通り終わったら、最後は先生からフィードバック。実技中の注意点は都度、先生から指示がありますが、実技最中はメモが取れないので、フィードバックで接客や施術の課題をしっかり確認し直します。

ちなみにミクニの場合は「肘を曲げてしまうので、体重を逃してしまうため手が疲れる」というクセや「頭で失敗してはいけないと思いすぎることで、手が止まる」という施術上の課題を指摘されました。短所だけでなく「密着系は不安さえなくなればフィット感が強い」、「圧が強いのでマッサージで満足感を与えやすい」などの長所も指摘してもらいました。

接客、施術の両軸から、自分のクセや長所を確認できるので、自分のキャラクター、接客スタイルに自信を持てるような感覚がありました。また、4時間近くかけてロングマッサージの流れを繰り返し学ぶので、時間を余らせない方法が分かり、少なくともロングコースに不安を抱かないような施術の流れをカラダに叩き込むことができました。

課題と長所が確認して、軸のある接客・施術を!

半日がかりのカウンセリングと施術講習で、接客・施術両方の「自分の課題」と「自分の活かし方」を確認できるのが、Brillerブリエ-での講習の一番のメリットです。施術の上手なセラピスト、売れているセラピストのマネをするのではなく、自分に合うやり方、合わないやり方を自覚することができるので「無理のない働き方」を見直すことができたような感覚がありました。

また初心者ならではの不安と、本質とのギャップも知ることもできました。「密着するとお客様を興奮させてしまうのではないか」という不安を抱えていましたが「密着はすればするほど、お客様は手を出せない」という事実を、自分が納得して実感することができたのは、マインド的に大きな成長につながりました。

日向先生いわく、メンエスのお仕事でなかなか花が開かない人は「自分らしさがなにか分かっていない」ということが多いのだそう。どんな仕事をしていても、たまには立ち止まって仕事の質を振り返ったり、自分の目標を設定することは必要です。一人では難しいなら、Brillerブリエ-で日向先生と一緒に、メンズエステで働く自分を見つめ直してみましょう。

 

ミクニシオリ

1992年生まれ・フリーライター。週刊SPA!、週刊女性などの週刊誌、その他WEBメディアに恋愛や性にまつわる記事を寄稿。自身の恋愛経験を活かしてtwitterで恋愛相談にも回答。カルチャーにも素養がある生粋のサブカル女子。

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