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トップセラピストに聞く!「センズスパ」葉山れいな/「無理しない」で売れる秘訣

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トップセラピストに聞く!「センズスパ」葉山れいなさん

メンズエステ界で活躍する人気セラピストを恋愛コラムニストとしても活躍する、ライターのミクニシオリさんがリフガイド女子部としてインタビューします。今回はセンズスパの人気セラピスト葉山れいなさんにお話を聞きました。自分らしくマイペースに働くスタイルについて話してくれました。

頑張りすぎない働き方

メンズエステの業界では、今やSNSアカウントを持つことが当たり前のことになっています。しかし中には「SNSで顔出しするのは、身バレを考えたら不安。でも、SNSをやらないと、お客さんがつかないかも?」と不安になってしまう人もいるでしょう。

今回話を聞いたのはSNSを頑張らなくても集客できているセラピストさんです。センズスパ在籍の葉山れいなさんは、SNSで顔出しせず、更新頻度も高くはない……にも関わらず、一定の集客をキープしているセラピストさん。ご本人いわく「潔癖ぎみなところもある」のに、しっかり人気をキープしている秘訣を探ります。

今回のトップセラピスト
葉山れいなさん
センズスパ在籍

「普通」の私が自然に選べた副業がメンエスだった


ミクニ 写真で見た感じとイメージが全然違ってびっくりしました。柔らかい雰囲気の方なんですね。葉山さんはどうして今、メンズエステという職業を選んでいるんですか?

葉山 よく言われます(笑)。あまりSNSに写真をあげないからか、宣材写真の雰囲気を見て、気が強そうに思われてしまうことが多いんです……。

メンズエステをやってみようと思ったのは、友人がやっていたからってことが大きかったかな。それまでは自分ってすごく普通の人だったなっていう自覚があります。四大を出て、医療関係で働いていたんですが、やっぱり東京で一人で生きていこうって思うと、ちょっとお給料が少なかったんですよね。家賃と奨学金返済だけでいっぱいいっぱいで、副業を探している時にメンズエステのことを知って。

ミクニ 初めての副業がメンズエステだったんですね。偏見や不安は全くなかったですか?

葉山 私はちょっと潔癖なところもあるので、正直最初は抵抗もありました。エステの仕事もしたことがなかったし、自分に務まるのかすごく不安だったけど、やってみたら全然平気だった(笑)。

エステ技術に関しては、最初はたくさん接客することで身体で覚えていきました。性的サービスに関しては、自分が思うよりずっとクリーンだったから、偏見はすぐに拭い去られました。紙パンツで行う施術も、最初は不安だったんですけど……触られるのが怖い、と思うことはあっても、相手の身体に触ってあげるのは全然平気だなって思えましたね。

ミクニ 私も取材を続けていく中で、「メンエスって思ったより全然不純じゃないじゃん!」と強く感じています。葉山さんは今のお店が初めてのお店でしたか?

葉山 いえ。最初は友人が働くお店に入ったんですけど、スタッフさんが一人しかいないお店で、回しきれていない感じがあって。フォローアップに不満を感じて、今のお店に移籍してきました。

ミクニ 移転先のお店を選ぶ基準はなんでしたか?

葉山 前のお店が小さいお店だったから、私は在籍セラピストさんの多いチェーン経営のお店がいいな、と思いました。組織できちんとやっていて、レギュレーションがきちんとしていそうなお店がいいなって。あとは、人気のセラピストさんがいるお店がいいなと思って、Twitterを参考にしました。人気の人が在籍し続けるってことはいいお店なのかな、と。

長く続けるコツは「無理しないこと」

ミクニ ちなみにさっき「SNSにあんまり写真をあげない」って言ってましたよね。メンエスでは今、SNSで集客することが当たり前になっている感じがあるから、ちょっと意外というか……SNSにこだわらなくても、集客は問題なくできていますか?顔出しもされていませんよね。

葉山 私の場合、プライベートをさらけ出すのがそもそも苦手なんです。もちろん最初はがんばって更新した時もありました。でもそれなりの期間働いてからは、リピーターのお客さんもつくようになりましたし、私の場合はSNSをがんばらなくてもいいのかなあと思ってます。

もちろん、SNSをがんばればもっと新規の集客に繋がったり、ということはあると思うんです。でも私はいま指名してくれる人たちを長く大切にしていきたいと思っているし、それなら苦手なSNSに時間を割くよりも、施術の勉強などに時間を割きたいなと思っています。

ミクニ なるほど。今のメンエス業界にはSNSって不可欠!って思ってたけど、そこも自分の向き不向きで調整できるってことなんですね。

葉山 先に顔を知っていたら、それで興味を持ってくれる人もいるかもしれないけど……知らないからこそ、会ってみたくなるっていう逆張りもあると思うし、顔出しやSNSの更新頻度だけがすべてではないですよ。

そういうことよりも、遅刻や当日欠勤をしないみたいな当たり前のことができることの方が大事かなって思います。お客様に対してだけじゃなくて、お店に誠実であることも大事です。お店の人に信頼されていたら、新規のお客さんもつけてもらいやすくなりますよ。

私の中での仕事のモットーは「無理しないこと」なんです。最低限誠意を持つべきことはやるけど、自分の中でストレスになるようなことはしないようにしています。だから、出勤もSNSも、自分ができる範囲でというのが私のスタンスです。

ミクニ 無理しない範囲の努力で、葉山さんのような人気を獲得するためにはどうしたらいいんですかね。

葉山 一概には言えないですけど、まずは自分が楽しむことが大事なんじゃないかな。楽しいことって、努力してるって思わないものですよね。だから、お客様との会話や、深まっていく人間関係を自分自身楽しんでみるというか、どうやったら楽しくなっていくか考えるのは大事かも。

あとは、私の場合は「嫌なことをしないための努力」は頑張れました。例えば、自分が触られるのは怖いと思うことに対して、そういう接客にならないためには、エステ施術の技術を向上させるのが近道かなと思ったから、自費でエステ講習を受けたりはしました。

でも、エステスキルはメンズエステ以外でも活かせるタイミングがあると思うし、自分の中で糧になるものだから。やって得する努力なら、そんなにハードル高くないんじゃないかな?もともと、エステ技術には全然自信がなかったんですけど、講習に行ってからは自信がついて、接客自体もやりやすくなりましたよ。「私はエステも気持ちいいはずだから、満足してもらえるはずだ!」って思えたら、すごく楽になった。

ミクニ なるほど。エステ技術には自信がなかったんですね……ちょっと意外です。葉山さんってストレス耐性が高いというか、自分の機嫌をコントロールするのが上手そう。自分がしんどくなることを、無意識に避けてますよね。

葉山 そうなんです。スルースキル高いって言われる(笑)。接客中に嫌なことがあった時も、それを態度に出したら、残りの時間ってもっとしんどいじゃないですか。それなら、サラッといなして「こらこら♡」って終わりにできた方が自分が楽なんです。

「売れよう」と考えすぎず、自然体の自分を大事に

葉山さんのモットーは「無理しないこと」。自分の生活に合わせて、無理のない出勤と無理のない生活費を設定して、自分自身が無理しないで済む状況をコントロールしているそうです。

「売れたい」「人気がほしい」と努力することも大事ですが、オーバーワークしたり嫌なことを我慢しすぎると、結果的に心や身体にガタがきてしまいます。今の自分のスキルや状況を見定めて、接客なのか施術なのか、自分の努力ポイントを一つに絞るのもいいですね。

自然体の自分を受け入れることができると、生活や仕事のしんどさは軽減します。高みを目指すモチベーションがある時は頑張りながら、しんどくなってしまった時は立ち止まったりして、自分のコンディションをコントロールしていくと、お客さんとの関係も良好に築きやすいはず!

ミクニシオリ

1992年生まれ・フリーライター。週刊SPA!、週刊女性などの週刊誌、その他WEBメディアに恋愛や性にまつわる記事を寄稿。自身の恋愛経験を活かしてtwitterで恋愛相談にも回答。カルチャーにも素養がある生粋のサブカル女子。

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