トップセラピストに聞く!「ラグタイム神田 ~LuxuryTime~」二宮まり
メンズエステ界で活躍する人気セラピストを恋愛コラムニストとしても活躍する、ライターのミクニシオリさんがリフガイド女子部としてインタビューします。今回はデビューして1年ながら人気店で多くの指名を獲得する二宮まりさんにその人気の秘訣や活躍の裏側をお話してもらいました。
1年足らずで人気を集めることができた理由
エステやマッサージの経験がなくても、売れる子もいれば売れない子もいる……。この違いはなんなのでしょうか。今回取材させていただいたトップセラピストは店舗型メンズエステ「ラグタイム」の二宮まりさん。セラピストデビューから1年足らずのうちから、彼女が人気を集めることができた理由を聞いてみたら、売れるセラピストと売れないセラピストの違いが分かってきました。
まり流「自分のキャラクター」作る方法
ミクニ 二宮さんは今、学生さんなんだとか。なぜメンズエステで働かれているのですか?
二宮 学生の間は、今しか経験できないことをやりたくて、もともとイベントのドリンクガールのアルバイトで、学費や生活費を賄っていました。でも去年、新型コロナの影響でドリンクガールのお仕事がグッと減ってしまったんです。別のバイトを見つけようと思ったけど、接客のお仕事は好きだったし、ドリンクガール時代と同じくらい稼ぎたいなと思って……。そんな時、知り合いに「向いてそう」と勧められたのが、メンエスだったんです。
ミクニ それまで、メンエスのことは知らなかったと。始めるのに不安はありませんでしたか?
二宮 もともと、新しいことをはじめる時などは、しっかり下調べをしたいタイプです。メンエスをはじめる時も、満足するまでとことんネット検索しました。そこで、抜きのある店・ない店があることや、マイクロビキニなど、過激なオプションがある店・ない店があることなどを知りました。
マッサージの経験もなかったので、過激なオプションには不安を感じました。そこで、清楚なデザインで、お客様に対する利用規約がしっかりサイトに明記してある「ラグタイム」が気になったんです。
ミクニ 実際入店してみて、どうですか?
二宮 ラグタイムはスタッフさんがとにかく暖かくて、働きやすいです。ルームも神田だけでなく池袋や恵比寿など、都内にいくつもあるのでシフトも入れやすい。私は性格がはっきりしているので、嫌なことを我慢できないタイプなんですが、ラグタイムで嫌な思いをしたことはほとんどないんです。だから、これまで続けて来られてるのかも。
本当にいいお客さんばかりですし、たまに接客でもやっとすることがあっても、スタッフさんたちがすぐ駆けつけてくれたり、親身になって話を聞いてくれるおかげでストレスが溜まらないです。
ミクニ とはいえ、セラピストデビューして1年弱で、二宮さんがセラピストとしてここまで人気を集めているのはすごいですよね。
二宮 入店した時、エステ業界や他の夜職を経験した後にメンエスに来ている子が多いことを知って、なにかプラスアルファの努力をしないと、ここで活躍できないのではないかと思いました。だから、まずはSNSで顔出ししました。
私は”巨乳キャラ”が強みなんですが、私がセラピストをはじめた時、巨乳で顔出しをしているセラピストさんがいなかったんです。胸がストロングポイントの子たちは、顔出しをしていない子が多かった。差が出せる部分は、全部利用しなきゃって思ったから、積極的に顔写真をSNSにアップしました。
ミクニ SNS活用も、人気の理由だと。その他、接客や施術で意識していることはありますか?
二宮 何があっても、絶対笑顔でいるということは気をつけています。お客様の中には「抜いてるから売れてるんじゃないの?」と思っている方もいらっしゃるのですが、私はむしろ「抜き以外で癒やしてあげる」ということを常に意識しています。
人の長所を見つけるのは得意なので、お客様のことは素直に褒めるようにしています。接客のコツは、他のセラピストがしていなそうなことを意識すること。そうすると、勝手に自分のキャラクターが立ってくるんじゃないかな。
ポジティブに考えれば「ガチ恋もメンエスの楽しみのうち」
ミクニ 二宮さんは元気で素直で、お話上手な印象が強いですが、お客様の前でも普段と同じキャラクターなんですか?
二宮 キャラクターは変えてません。もともとポジティブなタイプなので、お客様の前でもお話を肯定的に聞くことが多いです。自分も、そういうふうに話してくれる人の方が気持ちいいと感じるから。
ミクニ でも、なんでも肯定してあげていたら、ガチ恋してしまうお客様もいるのでは……?
二宮 メンエスも夜の接客業の一つなので、ガチ恋させてあげるのも器量のうちだと思っています(笑)。でも、枕や抜きは絶対にしません。だって、人って簡単に手に入らないものにこそ、魅力を感じるものですよね。私の憧れの女性は『ルパン三世』の峰不二子ちゃんなんです。捕まりそうで捕まらない、小悪魔な魅力がたまらなく素敵でしょ?
ガチ恋もメンエスの楽しみ方のひとつだと思うので、私を恋の練習台にしてもらえたらと思っています。ガチ恋してくれるってことは、私の虜になってくれているってことだと思うと、自分も楽しいし、嬉しいですよ。
ミクニ すごく前向き! 二宮さんと一緒にいると、なんだかポジティブになれそう。
二宮 前向きですし、向上心もある方だと思います。今でこそ安定して予約が埋まるようになったけど、トライアンドエラーを繰り返してここまできたんです。バイトだとしても、お仕事はお仕事。目標に向かって、課題や目標を設定するのは当たり前のことだと思っています。どうしたら自分というサービスを利用してもらえるのか、ちゃんと考えるのもセラピストの仕事の一つだと思います。
ミクニ たしかに、SNSで集客できるセラピストは、営業もサービスも上手な人が多いですね。自分という商品の質を高めながら、いい取引先と良好な関係を作っていく……ビジネスにも活きそうな考え方ですね。
エステ経験がなくても大丈夫!初心者ほど講習に行くべし
ミクニ 逆に、苦労したことはありますか?
二宮 自分が納得できるマッサージの施術を身につけるまでは苦労しました。ラグタイムには専属の講師の方がいて、希望通りに無料で講習を受けさせてもらえるので、積極的に何度も講習を受けて技術が身についていったのは実感していました。ただ「それではまだ足りない!他の子と一歩差をつけるには?」と悩んでいた時に店長に相談して、お店の許可をもらったうえで他店の有名セラピストさんの施術を受けに行ったり、店外講習を受けに行ったりしたんです。講習を受ければ受けるだけ上達した実感はあるので、自腹で課金してでもいろいろな方の講習を受けてみてよかったと思います。
ミクニ メンエスに入ってすぐ、講習にお金をかけることに不安や懸念はありませんでしたか?
二宮 全くなかったです。自分に新しいスキルが身につくので、自分のための先行投資だと思って、赤字でも講習に通いました。投資ができずに立ち止まっちゃう人もたくさんいると思うから、初心者のうちは講習に投資できるだけでも、他の人に一歩差をつけられると思います。マッサージができない不安でメンエスが嫌いになってしまう前に、初心者さんほど講習や練習にはお金をかけてほしい。それができるだけで偉いですよ~。
ミクニ すごく先が見えている感じがしますね。その商才、どこで養われたんですか……?
二宮 商才(笑)。でも、実家が自営業で商売をしているので、無意識のうちに両親から学んだことは多かったかもしれません。お客様との関わり方や、接客業のいろはは、小さい頃から目にしていました。
そういえば初心者の頃に通っていた、新大久保で人気の韓国人セラピストのおばさんも「初心者は100人マッサージしてからがやっとスタート」って言ってました。接客するにあたって、まずは自分というサービスに自信を持つことは大切なことだと思います。自分から機会を買いに行ける子は、初心者でもぐんぐん成長していくと思いますよ。売れる子と売れない子の違いは、成功のために行動できているかどうか。これだけだと思います。
売れるセラピストは「行動力」がある
生まれながらの接客スキルと商才を持つ二宮さんの考え方は、まさにカリスマ。まるで起業家のインタビューのような行動力、決断力のあるお話が印象的でした。
そんな二宮さんが繰り返し話していたのが「初心者ほど初期投資すべし」という話。人と比べて見ることで、はじめて自分ができること・できないことがはっきりしてきます。メンエスは自店で他のセラピストの接客を見ることができないため、まずはお金を払ってでも、接客や施術の上手なセラピストの施術を受けてみることが上達への近道になるそう。エステ業界未経験の子は、ぜひ初心者のうちに一度講習や施術を受けに行ってみましょう!
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