お悩み相談

番外編 メンエスカウンセラーみこと先生のお悩み相談コラム/バレーボールから学ぶメンズエステの視野広げ

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メンエスワーカーのお悩みにみこと先生がスッキリ回答しちゃいます。今回はお悩み相談番外編!みこと先生がバレーボール経験から学んだメンズエステで活きたエピソードを紹介します。

今に繋がる学生時代の部活動

バレーボールの経験が
私の心を大きく成長させたと
後々気づいたので書いてみました。
私は中学、高校と部活動は
バレーボール部だった。
中学時代は楽しくボールと遊ぶ感覚で
真剣にやる感じではなかったが
高校ではけっこう真剣に
バレーボールをしていた。
高校は進学校であって『文武両道』推しの
よくある厳し目の学校。
高校1年の頃、部活動を決めるため
バレーボール部の見学へ行った。
そこにはスパイクをかっこよく決める
先輩がいて、ビビビっとしびれ
『私、あの人みたいになる!』と
即入部を決めた。

先輩の背中を追って

中学時代本気でバレーボールを
してこなかった私はすごく下手で
そのかっこいい先輩と比べると
天と地の差があった。
練習しても練習しても及ばなくて
朝の自主練を始めた。
そのかっこいい先輩をイメージして
スパイクの入り方、ジャンプの仕方
手のタイミング。
実家の庭にボールをくくりつけ
朝にバシバシとボールを打つ日々。
毎朝うるさい!近所迷惑でしょ!
と親に怒られるが
『あ〜ごめん😬』と
軽くそれをシカトして練習し続けた(笑)
ある日、顧問の先生から
私の技術の伸び率を褒められた。
『1年生の中で伸び方が半端ない。
すごいことだ。なにかしているのか?』
聞かれたが
『そうですかぁ?
いいえ、なにもしてません😗』
こっそり影で頑張るタイプであった(笑)
とにかくプライドが高かった。
先輩みたいなスパイクが打ちたくて
日々練習し、
先輩に近い突き刺さるスパイクがどんどん
打てるようになってきて
めちゃくちゃ気持ちが良かった!

心境、環境の変化

私が2年になり、先輩は3年で
先輩の引退試合をしっかり目に焼き付け
次は私たちが上に立つ番になった。
ずっと追いかけていた先輩が部活から
いなくなり、参考にする相手がいなくなった。
でも安心しろ。私は努力をしてきた!
顧問から『エース(1番打つ人)』
に抜擢された。
先輩には近づいたが、
先輩の技術センスはすごくて
同レベルになることはできなかった。
でも私は先輩と並んだ技術なんだ!と
思い込み、
私はこの代で1番打てる人に
選んでもらったんだから
私ができることを精一杯やる!
そう決めて部活動に励んでいた。
ある日、顧問が変わった。
“中年優しめ男性”顧問から
“若め(20代後半)鬼厳し目女性”顧問に
変わった。
前の代に比べると、私の代は
全体的にレベルが低かった。
罵声が飛ぶ。
『みことおぉぉ!!!!
そこは左へ打ち切るところだろぉおおぉ!!!
ガラ空きやったやないかぁ!!!』
『はい!!!!』
(↑なににおいても『はい』と答えないといけない暗黙のルールがあったw)
尊敬する先輩を参考にして伸びてきた私は
参考にできる人がいなくなり、
自分で考えて、自分のやり方で
点を入れなければならなかった。
頼っていた側なのに、
急に頼られる側になった。
この圧だけで、しんどくて頭がいっぱいで
余裕がなかった。
心に余裕がないとミスをする。
フィジカルはメンタルがとても関係してくる。
『君の技術成長の伸び力はすごい!』と
言っていただいたが
落ち方も半端なくすごかった、、、
女性顧問からは
甘えてるやつと捉えられるようになり
1番罵声を浴びせられる標的が私だった。

顧問とのすれ違い

なんかだんだん腹が立ってきた。
次第に顧問の言うことを聞かなくなった。
『みこと!!!今のは右が空いてたやろ?
なんで右に打たない?』
『ブロック(スパイクを止めるために両手を上げて壁を作る技術)が見えたので止められると思って右に打たなかったです。』
(↑従いたくなかっただけが本音なんだけど、咄嗟にそれっぽい嘘をついた。)
『ブロックなかったやろ!?!?!?💢』
『ブロックがあったように見えてしまいました!!!!すみません!!!!💢』
『お前もうコートから出ろぉ💢』
『いやです💢』
『でろ!!!迷惑やねん!!!💢』
『はい!💢』
顧問との信頼関係は一切なく
『私はこんなに努力してきたのに
なんでそれを認めてくれないの!?』
承認欲求が自分を余計イライラさせる。
部活帰り、
仲の良い部員(今でも仲良しの関係)に
『あのクソ顧問なんやねん!Sね!!!←』
泣きながら愚痴を吐いた。
部員は『みことは何も悪くないよ!』
優しい言葉をかけてくれた。少し救われた。
愚痴を吐いたところで気持ち的には楽になるが
その状況が変わることはなかった。
私は顧問が嫌い。
顧問は言うことを聞かない私に
イライラしている。
ある日、言うことを聞かなさすぎて
部活を途中で帰らされた。
『お前がいるとチームの雰囲気が悪くなる!
帰れええぇ!!!💢』
『自分の殻に閉じこもるなぁ!!!!💢』
私は、いやいやいや。
逆にお前がいるからチームの雰囲気が
悪くなるんだろ。と思った。
『帰りたくないです!!!💢』
『帰れええぇ!!!!!💢』
沈黙が走る。
私の代のキャプテンの子が私の目を見て
優しく頷く。
(帰るしかこの状況変えれないやん…。)
だから帰った。
どこにもぶつけれない感情が
どうにかなってしまいそうだった。
家に帰ってからひたすら
そのイライラを自主練に向けた。
ボールを意味わからんくらい
思いっきり打ちつける。
『私はこんなに努力しているのに!!!
なんで私を認めてくれないの!!!』

素直になれない気持ち

引退試合の1つ前の練習試合で
なにか顧問の反感を買うことをした。
いつも仲の良い部員と交代させられた。
その子とは同じポジションで
私がいつもコートに入っていて
その子はいつも控え部員だった。
顧問から
『お前はもっと視野を広げろ!!!
自分ばかり見るな!!!』
と罵声を浴びせられる。
私は『ハ!?私そんな自己中じゃないわ!!』
だった。
交代されたその子のことは
とても大好きだったが
『いや、その子じゃ打てないから
負けるだろが。なんで交代したんだよ。
もうすぐ引退試合だろうが。』
ひねくれていた。
その子はとても大きく声を出す子で
笑顔で部員に話しかけ、
ミスしてもミスしても部員に
素直に謝り、ミスした分大きな声を出した。
なんだこの空気感。
チームが急に一丸となり、
明るい空気感になった。
私の仲の良い部員の子が
できない自分だからこそ、できないなりに、
『今できること』を全力でやっていたから
周りがそれに応えて、
『今できること』を
全員がやろうと一致団結した。
顧問も、『今できること』を精一杯やっているその子に沢山優しい言葉をかけた。
私は一瞬感動したが、
素直にその状況を認められない
自分がいた、、、。
結果、引退試合前の練習試合は負けたが、
今までにない団結力であった。
試合終わり、仲の良い部員の子に
自分から話しかけることができなかった。
素直にその子の頑張りを
一緒に喜べない自分がいた。
そしたら向こうからこっちにきてくれた。
『みこと今日もおつかれ!』
その子のことは好きだった。
『試合、ナイスファイトだったね😔!』
振り絞って言葉を出した。
『ありがとう!でも緊張したよー。
久しぶりにコート出れたからー!
緊張するけど楽しいね!
みことはいつも出ていて本当にすごいね!』
もうなんか言葉にならなくて涙が出た。
仲の良い部員にひたすら慰められた
記憶だけある。
その先何を話したかは覚えていない。
“私は今なにと戦ってるんだ!?”

最後の試合

その流れで最後の
引退試合でコートに出たのは
仲の良い部員の子だった。
最初から私は控えメンバー。
中高とバレーボールやってきて
最後の最後、引退試合に出れない自分。
『私がいないと打てる人いないから
勝てないんだよ!!!』
仲間を応援したくても
心から応援できなかった。
だって負けるじゃん!私いないもん!
前の試合と同じく、
コートの空気感はめちゃめちゃよくて
お互い声を出し合い、
褒め合い、喜び合い、謝り合って
ボールを繋いだ。
まさに一致団結であった。
その光景を目の当たりにし
ふと肩の荷が下りた。
重い重い鎧がなくなった。
私がいなくても戦えている。
ガツンと決めるスパイクがなくても
頭を使ったボールの返し方、
へなちょこかもしれないけど
なんとか打って向こうのコートを
あたふたさせる。
繋いで繋いで相手のミスを待つ。
交代した仲の良い子は
ムードメーカーで技術的には
下手かもしれなかったけど
点を決めていた。
“私は私しか見れていなかったのかも”
“私はひねくれた私と戦っていたのか”
その日、私ができたことは
試合の合間に無言でそっと
チームメンバーに下手な笑顔でタオルを
持っていくことだけだった。
試合が終わった。
トーナメント制の勝ち抜けだったが
1戦目で負けた。

引退して気づこと

引退試合が終わり、
私たちの代は引退。
顧問とも毎日会わなくなった。
大学受験の勉強に励む日々。
廊下で顧問に会いそうになった
こそこそと逃げる。
別の意味で顧問に会うのが嫌だった。
顧問に言われていたことを
引退してやっと理解できたのかもしれない。
『お前はもっと視野を広げろ!!!』
『自分ばかり見るな!!!』
『素直になれ!!!』
『ハ?他の人も見てんだけど。
何言っとんねん。』
と思っていたことが
どんどん理解できてきた。
自分を苦しめるのも自分。
自分を楽しませるのも自分。
尊敬していた先輩、見本にしていた先輩が
抜けた。私がやらないと!
勝手に自分に圧をかけすぎていたのも自分。
こんなに努力しているんだから
認めてもらうのは当然だろと
決めつけていたのも自分。
先輩みたいにかっこいいスパイクで
ガツンと決めたいんだ!!
“これがかっこいいこと”という決めつけを
自分でして、
顧問の言うことを聞こうとしなかったのも
自分。
スパイク打つ人がいないと試合にならないだろ!と決めつけていたのも自分。
実力がイコールでない自分を
先輩に勝手に置き換えて
ありのままの実力を見ずに
越えられないほどハードルを
上げていたのも自分。
固定観念をチームに持ち込んでいて
迷惑をかけた気がする。
チームメンバー、顧問を見ずに
私が理想とするものを私だけが
やろうとしていた。
独りよがりになっていた。
それが顧問から
言うことを聞かない、
甘えた、自分のことしか見れないやつ
と捉えられたのだ。
『お前が変わらないとチームは変わらない!』
こんな言葉も浴びせられた。
いや間違いない。
心に余裕を持たせるためには
視野を広く、ありのままの自分の実力を
把握し、認める。
“今の自分”ができることを精一杯やる。
理想を追いかけることは必要だけど
かけ離れた理想は自分を苦しめるだけだった。
バレーボールの経験が
私の心を大きく成長させたと
後々気づいたので書いてみた。

メンズエステにおいて

これをメンズエステにも代用してみよう。
メンズエステにてお店と何か合わない、
なんか楽しくない、しんどい
と思っているセラピストさんへ。
もちろんお店の対応が明らかに悪い場合も
たくさんあるし、
当たるお客様が明らかに悪い場合も
たくさんあります。
貴女自身はは貴女の固定観念を
持ち込んでいませんか?
自分が今よりも楽しく活動できるように
視野を広げよう。
私がこのお店引っ張っていかないと!
だってお店からエース、ナンバーワンって
言われてるんだから!
その気持ちはとても大事なことだけど
貴女を苦しめていませんか?
視野を広げると周りには
セラピストさんはたくさんいます。
十人十色良さがある。
貴女だけで戦う必要はないのです。
こんなに努力して頑張ってるんだから
認めてよ!なんで認めてくれないの!?
努力をしていることは本当にすごいことです。
でも認めてもらうために努力をすると
深くて暗い沼にハマります。
したいことは勝手に努力できるのです。
そして自分で勝手に満足できているはず。
きっと知らぬ間に重い重い鎧を
着てしまっているだけかもしれません。
ガツンとパフォーマンスがある
セラピストの方が絶対かっこいい!!
でもそれは基礎がしっかりできているからこそ
パフォーマンスできるのである。
もしかして自己満足になっているだけかもしれません。
私にはもっとできる。
きっとこんなはずじゃない。
上を目指すことは本当にとても大事なこと。
しかし同時にそれはとても自分のメンタルを傷つける。
貴女は”今の貴女”をちゃんと見れていますか?
大事なことなのでもう一度。
自分を苦しめるのも自分。
自分を楽しませるのも自分。
今、しんどいセラピストさん。
一度、少し立ち止まって深呼吸し
自分と向き合ってみてください。
そしてお店、お客様、知り合い、友達から
かけられた言葉を思い出してみてください。
なにかヒントが隠れているかもしれません。

おわりに

高校時代の自分と今の自分を比較すると
自分でも大きく成長していると思う。
“気づき”の積み重ねが成長に繋がるのだと
思っています。
今ではいきいき楽しくバレーボールが
できている。
今では仲良しの部員の子ともお互い
褒めあったり喜びあったりできて
今でもよく遊ぶ仲である。
今では嫌っていた顧問とOB戦で会い、
過去の話を笑い話として話せる自分がいる。
以上
バレーボールから学ぶ
メンズエステの視野広げ
でした。
長い文章を読んでいただき
ありがとうございます。
神奈川県の元住吉駅近くにて 通称”みことんち”にて 男女ともにメンズエステセラピスト ボディケアセラピストとして活動。オイルを使わないメンズエステ “ドライメンエス”の生みの親。講習内容は グループ講習やマンツーマン講習。マンツーマン講習には
①体感して学ぶコース
②実践して学ぶコース
③なんでもありコース
を用意。お問い合わせは《@mikoto_onayami》のダイレクトメッセージまで。

 

 

みこと

はじめまして。メンエスカウンセラーみことです。
メンズエステセラピスト
ボディケアセラピストとして活動しています。
"好きなことを追求していく"
他の方に言う前にまずは私自身がそれを体現。
メニューはドライメンエスと整体のみ。
施術に立体感を。
男女ともに施術受けていただけますのでお気軽にdmへメッセージください♪
私、メンズエステセラピストのみなさんが今よりも少しでも楽しく活動できますように。

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