日本ハグヒーリング協会のUno.先生が提唱するオリジナル施術『ハグヒーリング』からメンズエステにも活用できる基礎技術を動画で公開! 全8回のシリーズで施術の基礎が学べる全セラピスト必見のオリジナル講座です。
第4回は『筋骨を意識した的確なポイント』です。骨の位置を理解しながら効果的な圧を加えられる最適ポイントをイラストを使って紹介します。
第4回『筋骨を意識した的確なポイント』編
ふくらはぎの筋を意識する
Uno.先生「今までにも筋肉を意識することをお伝えしてきましたが、今回はさらに深く筋肉、そして骨を意識してトリートメントをすることをお伝えしていきます。まず、筋骨をイメージしやすくするために私の自作イラストで申し訳ないのですが、頑張って書きましたので、見てください。
まずふくらはぎの表層、一番表面の筋肉は腓腹筋という筋肉です。こんなふうに膝裏から2つの筋肉が始まり、少し細くなる部分で合流し、腱になり、アキレス腱から足裏へと繋がっています。
ではこの図でイメージしながら筋肉に触れていきましょう。今回は母指でとっていきます。まずは、内側の腓腹筋をとらえていきます。外側の手の母指を内側のアキレス腱にセット、4指は添えるように把持します。このとき母指は指先を立てずに母指全体でとらえます。そのまま、腓腹筋をイメージしながら、膝裏のほうまで進んでいきます。筋肉から指がぶれないように、しっかりとらえましょう。より硬い部分は、『スピード編』の時にもお伝えしましたが、ゆっくりとスピードを落として進んでください。外側の腓腹筋は反対の母指で同じようにしてとっていきましょう。ただ単に皮膚の上を滑らせるのではく、皮膚の下、さらに脂肪層の下にある筋肉に触るイメージを持ってください! そして適切な圧は筋肉を潰す直前まで圧を入れる、でしたね!
もっと余裕がでてきたら、今触れているこの筋肉は、どんな形で、どこからどこに付いているのか?そんなことも意識できると、さらに、効いてるな~!というトリートメントになってきますよ。」
ひざ下の骨を意識する
Uno.先生「では今度は、骨に触れてみましょう!また自作のイラストがあるので、ご覧ください。これは脚を後ろから見た図です。
ひざ下には2本の骨があることがわかりますね。脚の真ん中にある太い方の骨が脛骨、外側で補うようにある骨が腓骨です。名前までは覚えなくてもいいので、太い骨と細い骨が2本、細い方が外側にあるということを覚えておいてください。
まずは太いほうの脛骨から触れていきましょう。いわゆる脛(すね)というところです。触りかたは、外側の手で脚の内側から触れることができる骨(脛骨)に母指をセット。このとき母指の付け根が脛骨に触れるようにし、できるだけ大きな面積で触れるようにします。ガバッと骨を掴む感覚です。そのまま上へ上へと流すように骨を擦り上げていきます。むくみが強い方は痛いので、なるべく面を使って、母指を大きく使って流していきます。
腓骨のラインも触れていきましょう。腓骨は外側にありますが、筋肉で埋もれていて見つけづらいです。なので、骨頭を目安に触れていきます。骨の頭と書いて骨頭(こっとう)。骨の両端ですね。腓骨の骨頭は、この外くるぶしと、お膝の外側少し下にある丸い出っ張りです。この腓骨の外側、前側とも言えるラインをとっていきます。その際、今度は母指を点で入れていきます。指を立てる感じでイメージしてみてください。爪が気になる方は母指の第一関節を点で入れるといい感じですよ。くるぶしからとって、その前側、母指を立てて、骨頭まで進んでいきます。点で入れるのは、筋肉に埋もれている骨の際にアプローチするのにしっかりとした圧が欲しいから。意外と痛くないので、グッと入れましょう。膝の横の骨頭は強く押すと痛いので、そこは圧を抜いてください。」
『筋骨を意識した的確なポイント』について
Uno.先生「今回は筋骨をイメージしながら触れてみました。皆さん上手く触れたかな? 筋骨にイメージして触れることで、より効かせる気持ちいいトリートメントができるようになりますよ!」
第1回『触れ方』編はこちら
第2回『圧の加減』編はこちら
第3回『スピード』編はこちら
第5回『ポジション』編はこちら
第6回『見た目の美しさ』編はこちら
第7回『繋がり』編はこちら
第8回『ハグ感』編はこちら
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